一級塗装技能士の資格を取得するためには

皆様、こんにちは。静岡県静岡市を拠点に、静岡県全域で塗装工事を展開するNS建装です。


塗装職人が取得できる資格があることを、皆様はご存じでしょうか?特に「一級塗装技能士」は、豊富な実務経験と専門知識が必要な国家資格で、塗装工事において活躍の場を広げたい人が取得しています。


この記事では、塗装職人に興味がある方や仕事をお探しの方向けに、一級塗装技能士に関する情報をご紹介したいと思います。


■一級塗装技能士とは?


一級塗装技能士とは、各都道府県の職業能力開発協会が実施する国家資格「塗装技能士」のうち、一番難しい資格です。


塗装技能士は一級、二級、三級に分かれており、なかでも一級塗装技能士は合格率が約50%とやや難しく、受験にも条件があります。


一級塗装技能士を受験するためには、数年の実務経験が必要です。7年以上、または2級合格後に2年以上、3級合格後に4年以上の実務経験があることが、受験の条件とされています。


ただし、学歴に応じて必要な実務経験の年数は異なるので、注意が必要です。高専・短大・大卒など、最終学歴によって必要年数が異なるため、それぞれのケースはこちらでご確認ください。


【厚生労働省HP】

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/ginoukentei_jukenshikaku.pdf

一級塗装技能士の試験には「学科」と「実技」の2種類があります。

学科は筆記試験で、1時間40分の間に全50題を解きます。問題内容は「塗装一般・材料・色彩・関係法規・安全衛生・その他選択科目」の計6科目で、回答方式は真偽法(〇×式)と四肢択一法(四択式)です。


実技は「木工塗装作業・建築塗装作業・金属塗装作業・鋼橋塗装作業・噴霧塗装作業」の5科目に分かれており、そのうち自分の選んだ1科目を受験します。


試験日程は前期と後期の2回に分かれており、一年のうちどちらか一回のみ受けることができます。学科試験・実技試験は別日に実施され、その両方に合格した方が資格を取得できます。詳しい試験日程や受験料については、各都道府県の職業能力開発協会のHPをご確認ください。


【静岡県職業能力開発協会HP】

https://www.shivada.com/verification/

また、一級塗装技能士の合格率は約50%とやや低めですが、それは事前対策をしていない方が多いことが理由の一つのようです。実務経験が豊富で知識もある塗装職人の場合、日頃の経験を試験に活かせば合格できると考えるケースは多いかもしれません。


しかし、現場で使っている用語と学科試験で問われる用語が違う、実技試験で見られるポイントが現場で気を付けているポイントと違う…ということは十分にありえます。


確実に合格するためには、実技講習に参加する、問題集で勉強する、資格保有者の先輩からアドバイスを受けるなどの対策が必要です。逆にそういった対策をしっかり行っていれば、合格率をぐっと上げることができます。


■塗装技能士の資格を取得するメリット


塗装技能士の資格を取得する大きなメリットは、技術力が客観的に証明されることです。資格がなくても塗装の仕事はできますが、一級塗装技能士の資格があると、高度な技術と知識力が認められていることを職場やお客様に証明できます。


また、資格があると仕事上有利になる場合もあります。例えばお客様から依頼を受けた時、資格保有者であることを伝えれば、安心して仕事を任せてもらいやすくなります。「資格がないとだめ」ということではありませんが、資格は新規のお客様にも技能を伝えやすい「目印」のような役割を果たしてくれるのです。


また、資格を持つ職人を優遇する会社も多く、給与アップを期待できるメリットもあります。一級塗装技能士であることは実務経験の豊富さをアピールする材料になるので、就職や転職の際も、有利になるケースが多数見られます。


■さいごに

このように、塗装職人として活躍し続けるためには、一級塗装技能士の資格は必要になるものといえるでしょう。


NS建装では、一級塗装技能士をはじめ、従業員の資格取得を積極的に支援しています。未経験の方でも安心の教育サポートを行っているため、働きながら一級塗装技能士を目指すこともできます。実際、当社は代表を含めた従業員の多くが、一級塗装技能士の資格を保有しています。


静岡県内にお住まいで、「手に職をつけたい」「塗装職人を目指したい」「塗装職人に興味がある」という方は、ぜひお気軽にNS建装へお問い合わせください!