塗装工事をはじめて依頼するときにチェックすべきこと

屋根や外壁などの塗装工事をはじめて依頼する方は、分からないことも多く、不安を抱えていらっしゃることでしょう。そもそもどうやって依頼をすればいいのか。どんな業者が信頼できるのか。施工の流れはどうなっているのか。どんなトラブルが発生する可能性があるのかなど、考慮すべきポイントはいくつもあります。


ポストに投函されているチラシや、ホームページを見てもピンとこない方がいらっしゃるかもしれません。知識が無いので、多くの方が業者の言いなりになってしまいます。


しかしなかには信用できない塗装工事業者がいるのも確かです。質が悪い塗装のせいで、すぐに塗り直しをしなくてはいけなくなる可能性もあるでしょう。そこではじめて依頼する方に向けて、一般的な工程と、塗装業者を選ぶポイントをご紹介します。


■そもそも塗装工事が必要な理由はなにか


そもそも外壁や屋根にはどのような役割があり、なぜ塗り替えが必要なのでしょうか。1つは美観です。塗装が劣化してしまうと、外壁や屋根が色あせてしまい、家の印象が下がってしまいます。塗り直すことで、元の美しい状態をキープできるのが塗装をする理由です。


また、美観的な問題以上に大切なのが「機能性」です。塗料には防水性能をもつ塗膜があり、雨や紫外線を完全にシャットアウトしてくれます。もし塗装が剥げてしまうと、外部からのダメージが直接建材にぶつかる。その結果、雨漏りを起こしたり、住まいの内部を腐食させたりしと、トラブルが発生する場合があります。


一般的な目安として塗装から10年が経ったら塗り替えなければいけません。特に屋根は自分の目では確認できないので業者に依頼して点検・メンテナンスをしましょう。


ただし年数だけでは図れない場合があります。塗膜のひび割れやカビやコケの発生、チョーキングなど、劣化のサインがあったら一度診断を依頼するのがおすすめです。


■塗装工事の流れについて


では、どういったポイントに着目すれば、信頼できる業者を見極められるのでしょうか。

まずは「正しい施工の流れをしっかりと押さえている業者か」を判断しましょう。質の高い塗装工事は、生半可な工程ではできません。


下準備から丁寧に作業ができていることが判断基準になります。

一般的な塗装工事の流れは、以下の通りです。


1.足場の設置や養生

屋根や高所部分の外壁塗装の場合は、足場が必要不可欠です。はしごや脚立などの簡易的な者ではなく、しっかりと足場を組むのかを、事前に確認しましょう。

またそのうえでメッシュシートや飛散防止の養生シートを設置しているのかも、判断すべきポイントです。養生をしなければ、余計な部分にまで塗料が飛び散る場合があります。



2.洗浄と下地処理

その後は外壁や屋根の表面の洗浄することが必要不可欠です。一般的には高圧洗浄機を用います。また表面にゴミが残っていると、塗装がしっかりとのりません。下地処理ではひび割れや古い塗膜の除去をします。表面をフラットにすることが塗装の質を高めるために必要不可欠なのです。


3.塗装は3度塗り

一般的に塗装は下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けます。剥がれにくく、質が高い施工をするために3度塗りをする必要があるのです。


■「診断」と「見積もり」にも注意


また施工に入る前に確認すべきポイントもあります。

まずは「現場調査・診断」に注目しましょう。外壁や屋根などの劣化具合をきちんと把握していなければ、適切な塗料を選ぶことさえできません。


素材に合わせて、適した塗料を選べているのが優良業者である絶対条件です。表面だけではなく屋根裏などの隠れた場所にも気配りができているかに注目しましょう。


見積もりもチェックすべきポイントです。

ただ数字が羅列されている見積もり書は信用できません。お客様に塗装の知識がないのを利用して余計な項目を増やしている可能性があります。「メーカー名」や「材料」「工費」などの項目がきちんと記載されていることを確認することで、業者の質を選別できます。


なお、静岡市のNS建装は例示したポイントをすべて守ったうえで、お客様にメリットがあるような施工を意識しています。静岡県で塗装工事をご依頼される方はお気軽にご相談ください。